子どもが犠牲になる交通事故を防ぐため、警察庁は、道路の横断を禁じる「歩行者横断禁止」標識に、「わたるな」と平仮名で記載できるようにする方針を決めた。現行の標識令では「横断禁止」としか記載できない。大津市で園児ら16人が死傷した昨年5月の事故を受けた安全対策の一環で、子どもが安心して利用できる道路環境を整備するのがねらい。
規制されているのは交通量が多い道路などで、昨年3月現在、全国に1966区間(計2274・3キロ)ある。茨城や長野、静岡、三重、京都、兵庫、長崎、熊本など27府県では、子どもの利用が多い道路の標識に「わたってはいけません」「わたるな」「あぶない わたるな」といった補助プレートを添えていた。
警察庁は2月18日までホームページなどでパブリックコメント(意見)を募っている。寄せられた意見を参考に標識令を改正する。(八木拓郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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