横浜の繁華街で男性を刺殺した疑い タイ国籍の飲食店従業員を逮捕

 横浜市中区若葉町2丁目の路上で2日夜、男性3人が刃物のようなもので腹や背中を刺され、1人が死亡した。神奈川県警伊勢佐木署は3日、タイ国籍でタイ料理店従業員クワンキサロート・ルンロー容疑者(53)=横浜市中区曙町1丁目=を殺人容疑で逮捕し、発表した。署によると、「店の厨房(ちゅうぼう)にいたので何も分からない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、2日午後7時40分ごろ、同町2丁目の路上で、男性の右胸などを刃物のようなもので突き刺すなどして殺害したというもの。署が死亡した男性の身元を調べている。

 署や消防によると、現場となった料理店の前の路上で、酒に酔うなどした日本人数人と同容疑者らがトラブルになり、40代や50代などの男性ら4人が病院に搬送されたという。捜査関係者によると、刺された3人はいずれも日本人で、仕事仲間だという。

 複数の目撃者によると、7、8人が殴ったり髪を引っ張ったりの取っ組み合いになったという。目撃者の一人の50代男性は「もみ合いになり、殴られていた男性がナイフを出した。ナイフがキラッと光るのが見えると、皆その場から離れ、1人がぱたっと倒れて動かなくなった」と話した。

 現場はJR関内駅から徒歩十数分で、伊勢佐木モールなど飲食店が並ぶ繁華街から路地を入ったところ。(原晟也、阿部育子、手代木慶)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment