横浜は子育てしたいまちになれるか 「脱カジノ」市長誕生から1年

 1歳の娘がいる女性(36)は昨年、東京都内から横浜市内に引っ越した。

 以前住んでいた都内の区では医療費が中学生まで無料だったが、横浜では現状、一律で全額助成されるのは0歳児のみ。1歳から保護者の所得額に応じて助成内容が変わり、小学4年以上は、所得制限額未満でも通院1回につき最大500円の一部負担金がある。

 ただ、横浜は以前の住まいと同じぐらい交通の便が良いのに住宅費は安い。子育て仲間もでき、住環境は気に入っている。

 「自治体によって子育て支援に差があるのはしょうがない。自分たちが頑張って子どもを育てる」

 今年度の市の市民意識調査では、横浜を住まいに選んだ理由は「通勤・通学に便利だから」が最多の42・6%だった。

 一方で、「子育ての環境が整っているから」は7・2%にとどまる。実際、より良い子育て環境を求めて横浜を離れる人もいる。

通勤時間は横浜よりかかるけれど…市外を選んだわけは

 横浜市出身の女性(37)は結婚後、横須賀市内に自宅を購入した。

 自身は都内、夫は横浜市内で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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