川村直子
中国の旧正月「春節」を迎えた22日、横浜市中区の横浜中華街では、無病息災や商売繁盛を願う伝統の獅子舞「採青(ツァイチン)」があった。新型コロナ下で春節を祝う行事は縮小が続き、3年ぶりの開催となった。
ドラや太鼓の音が鳴り響くなか勇壮な舞を見せる獅子に多くの観光客が見入ったが、あまりの人出に通りがごった返し、午後3時半から始まった「採青」は1時間足らずで中止に。横浜中華街発展会協同組合の担当者は「残念だがお客様の安全を最優先に考えた。コロナ前のように来てくれたことはありがたく、続く催しも、警備からの声かけを聞いて安全第一に楽しんでほしい」と話していた。
街では28、29日に雑技など中国伝統芸能の披露、2月4日に祝賀パレード「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)」、5日に「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」が行われる予定。(川村直子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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