横浜市立小で教諭が生徒にいじめ　市教委が第三者委立ち上げ

　横浜市立小学校で、複数の児童に担任教諭によるいじめがあったことがわかった。市教育委員会は弁護士らによる第三者調査委員会を立ち上げ、調査を進める。山中竹春市長が13日、定例会見で明らかにした。

　市教委によると、教諭は一部の児童に対し、クラス全体に配布する印刷物を渡さなかったり、試験を受けさせなかったりしたという。今年3月、不登校になった児童の保護者からの訴えで発覚。学校は緊急の保護者会を開き説明と謝罪をしたがその後、被害を訴える児童が他にも複数いることが判明し、調査が十分でないと判断したという。

　山中市長は「保護者との信頼関係が崩れていることは認めざるを得ない」と述べ、9月末に委員会を立ち上げたことを明かし、児童らへの調査を進める考えを示した。（松沢奈々子）