横浜市は22日、カジノを含む統合型リゾート(IR)を誘致すると発表した。羽田空港からアクセスがいい横浜港の山下ふ頭(同市中区、47ヘクタール)を候補地とし、2020年代後半の開業を目指す。
首都圏でIR誘致を表明した自治体は初めて。市民の中にはギャンブル依存症や治安悪化などへの懸念から反対論があり、曲折が予想される。
この日の定例記者会見で林文子市長は「横浜の将来への強い危機感がある」と話し、▽19年をピークに市の人口が減少に転じ、財政悪化が進む▽観光客は日帰りが大半で1人あたり観光消費額が少ない――など市の課題を列挙。国際会議場やホテル、カジノなどを含むIRの誘致によって、建設時に1兆円前後の経済波及効果がもたらされ、市には年1千億円前後の増収効果が生じるなどと利点を示した。
市は9月2日から始まる市議会定例会に、専門的な調査分析、ギャンブル依存症の実態調査などの費用として計2億6千万円の補正予算案を提出する。(武井宏之、土屋香乃子)
■市長「一切やらないというので…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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