横浜市の林文子市長(75)は15日、8月8日告示、22日投開票の同市長選に4選を目指して無所属で立候補すると表明した。立候補表明は9人目。争点のひとつのカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致について林氏は、「横浜の将来にとって必要」と述べ、推進を訴えるとしている。
林氏は4年前の市長選で自民、公明両党の推薦を受けて当選。だが自民党横浜市連は6月、多選などを理由に、立候補しても支援しないと伝え、独自候補の擁立を模索していた。
ところが同月、同党神奈川県連会長(当時)で元国家公安委員長の小此木八郎・衆院議員(56)がIR誘致とりやめを掲げて立候補を表明。市連は小此木氏を推薦するか議論したが、IR誘致を推進してきた市議らが反発し、自主投票が決まった。
林氏は15日の会見で、政党の推薦・支持は求めないとしたが、自民市議の一部は林氏支援に回るとみられ、事実上の分裂選挙となる見通しだ。
同市長選は他に、元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主党推薦=や元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)らが立候補を表明。ほとんどがIR誘致反対を掲げている。(武井宏之、松沢奈々子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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