1977年に13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが5日、56歳の誕生日を迎えた。娘との再会を願って活動してきた父・滋さんが6月に死去。母・早紀江さん(84)は「闇のなかを手探りで歩いているような毎日。日本で早く自由をみさせてあげたい」と早期解決を訴える。
めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから40年以上がたつ。毎年誕生日には、滋さんとともに小さなケーキとコーヒーでささやかな誕生会を開いていたが、滋さんはもういない。早紀江さんは1日の会見で「今年は写真しかなくて、本当にさびしいですね」と語った。
誕生日を迎えるたび、早紀江さんはめぐみさんが生まれた当時のことを思い出すという。「北朝鮮のどこでどんな誕生日を迎えているのか。どうして助けてあげられないのか。かわいそうだなという思いでいっぱいになる」
拉致被害者家族の高齢化が進み…
【10/13まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル