福岡県糸島市雷山(らいざん)の雷山千如(せんにょ)寺大悲王院で、カエデの紅葉が見頃を迎えた。県指定天然記念物で樹齢約400年の大カエデ(高さ約8メートル)は八分ほどが赤く染まり、参拝客の目を楽しませている。
【写真】境内では多くのカエデが赤く色付き、参拝客を楽しませている
境内にある大小200本のカエデの前では、多くの参拝客が紅葉を写真に収める姿が。カメラが趣味という福岡市早良区有田の会社員阿部敏幸さん(46)と洋子さん(42)の夫婦は「5回目ぐらいの訪問で初めて午前中に来ましたが、大カエデへの太陽光の当たり具合がよくて、いい写真が撮れました」と喜んでいた。
喜多村龍介住職は「雨や風での落葉が心配ですが、今年は色付きが良く、樹木の命が輝いているように見えます」と話した。入山料は大人100円(中学生以下無料)。拝観料は大人400円(同)。午前9時開門。同院=092(323)3547。 (竹森太一)
西日本新聞社
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