機能性表示制度の検討チーム、消費者庁に発足 紅麴サプリ問題受け

 小林製薬のサプリをめぐる問題で、消費者庁内に検討チームを立ち上げたと、自見英子消費者相が2日、閣議後会見で明らかにした。1日付。小林製薬の「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」が機能性表示食品だったことを受け、制度のあり方を5月末までにとりまとめるとしていた。

 消費者庁では、小林製薬に問題のサプリの科学的根拠の再検証、すべての届け出事業者にこれまで健康被害があったかどうかの報告を求めている。検討チームでは、これらの結果を踏まえ、制度のあり方をとりまとめる。自見消費者相は会見で「機能性表示食品の成分の安全性と全体の製造工程の安全性が混同して議論されている。論点整理も必要」と指摘した。

 機能性表示食品は、ガイドラインに定められた事項を企業が消費者庁に届け出るだけで、企業の責任で機能性を表示し販売できる健康食品の一種。国の審査はない。(寺田実穂子)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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