欧米で新型コロナウイルスとの関連が疑われる川崎病のような症状の子どもが相次いでいる問題で、米疾病対策センター(CDC)は14日、全米の医療関係者に症例報告を求めた。川崎病は主に乳幼児にみられる原因不明の病気で、全身の血管に炎症が起きてさまざまな症状が出る。
米国からの報道などによると、CDCは小児多臓器炎症症候群(MISC)と呼んで警告。医師らに、21歳未満の患者で、発熱や炎症や発疹、心臓や腎臓など複数の臓器や血管に重い症状が出て入院が必要になったり、新型コロナに感染したり、抗体を持っている場合などは、保健当局に報告するよう求めている。
この症例をめぐっては、ニューヨーク州のクオモ知事も最近の会見で言及。州内の症例は110人に達し、米国では別の十数州や、欧州6カ国でも報告があると説明した。110人は1歳未満~21歳で、主に5日以上の高熱、下痢、嘔吐(おうと)、目の充血などの症状がある。7割以上が重症化し、新型コロナの陽性か抗体を持っている例が多いという。
4月末に初めて報告があった英国や米国で死亡例があるが、フランスでもこのほど9歳の男児が同じような症例で亡くなり、検査で新型コロナ陽性と分かった。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment