歌舞伎町で男児突き落とし容疑の母、昨夏にも殺害図った疑い

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 東京・歌舞伎町で昨年末、ホテル23階から男児(9)が転落死する事件があった。男児を突き落としたとして殺人容疑で逮捕した母親(47)=川崎市=について、警視庁は18日、昨年8月に男児と妹(7)に睡眠薬を飲ませるなどして殺そうとしたとする殺人未遂の疑いで再逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。調べに黙秘しているという。

 母親は昨年12月28日、ホテルに子ども2人とともにチェックインした。翌29日に殺人容疑で逮捕され、「突き落とした。順番に飛び降りて無理心中を図ろうとした」と話した。同庁は母親が8月にも無理心中しようとしたとみている。

 捜査関係者によると、再逮捕容疑は昨年8月5日午後3時ごろ、川崎市の駐車場で軽乗用車に乗せた子ども2人に睡眠薬を飲ませ、熱中症にさせて殺害しようとしたというもの。当時気温は33度を超え、車の窓は閉め切られていた。車内は高温になっていたとみられる。

 車外に脱出した男児が駐車場でぐったりして座り込んでいるのを駐車場の管理者が発見し、119番通報して発覚した。母親も運転席で倒れていた。防犯カメラの映像などから、同庁は3人が2時間ほど車内にいたとみている。

 搬送先の病院で子どもたちの尿から睡眠薬の成分が検出され、病院が児童相談所に通報し児相は2人を一時保護。児相から連絡を受けた神奈川県警が任意で捜査をしていた。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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