警視庁は15日夜、東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブなどに対して一斉立ち入りを行った。女性に売掛金(ツケ)で飲食させて高額の請求をする悪質なホストクラブが問題となる中、風俗営業法に違反する店がないかを確認する方針だ。
歌舞伎町2丁目の複数のホストクラブが入るビル。午後7時ごろ、腕章を着けた捜査員11人が次々と入っていった。風営法で定められたメニュー表の料金表示や、18歳未満の入店を禁じる看板が正しく設置されているかなどを調べるという。
この日は捜査員約130人を動員し、歌舞伎町のホストクラブやメンズコンセプトカフェなど約350店舗を対象に立ち入りを実施。違反が見つかれば指導する方針だ。
ホストクラブで問題になっているのは、女性客に法外な料金を請求し、売掛金として借金を背負わせる行為。借金を返せない客を売春に誘導するなど、違法行為や犯罪組織の資金源につながっている疑いがある。警察庁は全国の警察に店舗の立ち入りや取り締まりを強めるよう指示し、実態解明を進めている。(御船紗子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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