正体わからないまま数十年 ナゾの卵は、深海に住むサメの新種だった

 深海にすむサメの新種を、日本やオーストラリアなどの共同研究チームが発見した。きっかけとなったのは、奇妙な形をした「ナゾの卵」。見つかってからずっと正体がわからなかったが、ある発見をきっかけに、卵から新種と判明したという。

 発見したのはヘラザメ属の一種で、北海道大学の仲谷一宏・名誉教授や、オーストラリア連邦科学産業研究機構のウィリアム・T・ホワイト博士らの研究で新種と確認された。魚類に関する専門誌「ジャーナル・オブ・フィッシュ・バイオロジー」に論文が掲載された。

 一般的に魚の新種を報告する際には、まず標本となる魚の体のつくりなどを既知の魚と比較する。

突破口はオーストラリア沖に

 ところが、今回新種とわかっ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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