政府は終戦から76年の15日に東京・日本武道館で開く全国戦没者追悼式について、遺族や来賓ら参列者を過去最少の約200人に絞ることを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた措置。
例年、追悼式には5千人程度が出席していたが、コロナ禍での開催となった昨夏は542人に減った。今年は会場がある東京都が緊急事態宣言の対象地域になっており、遺族は26人が参列予定の東京以外は各1人程度に絞る方針。ただ、宮城、大阪、沖縄など21府県が辞退したといい、参列遺族は付き添いを含め100人の見通し。参列予定の遺族の3分の2は戦没者の子で、戦没者の配偶者の参列はゼロとなる。追悼式が始まった1963年以降、配偶者が参列しないのは初めてだという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル