昨年、歩行中に交通事故に遭って亡くなった人は全国で941人で、うち65歳以上の高齢者は4分の3を超える722人に上った。警察庁が3日発表した。統計がある1966年以降、最も高い割合という。
高齢者の交通事故による死者は、全体で前年から4・8%減の1520人だった。うち歩行中が47・5%と最多で、自動車に乗っていた人が29・1%、自転車に乗っていた人が16・4%、二輪車に乗っていた人が6・4%と続いた。
歩行中の死亡事故のうち道路横断中が521人で、7割超を占めた。横断歩道を横断中に亡くなったのは180人で、近くの横断歩道を渡らずに亡くなった人も68人いた。
警察庁は、横断歩道を渡る▽左右を確認し、車の停止を確認▽手を挙げるなどして横断する意思を示す――などを求めている。ドライバーには「横断歩道付近を走る時は、渡ろうとする人がいるかどうかをしっかりと確認するように」と注意を呼びかけている。
高齢運転者の事故も相次いだ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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