奥正光
行方が分からなくなっていた男児を路上で保護した2人に、大分東署から8月28日、感謝状が贈られた。
同署によると、大分市横尾の田仲亜衣さん(41)と高橋梨紗さん(36)は7月12日午前9時20分ごろ、それぞれの子どもを車で学校などに送ったあと、県道の歩道に1人でいる男児(12)に気づいた。
田仲さんは、いったん車で通り過ぎたものの、汗をかいてぐったりしていた男児の様子が気になって引き返し、近くの交番に連絡した。高橋さんも「とにかく汗をかいていた」という男児の健康状態が心配になり、車をとめて駆けつけ、「お水を飲んで大丈夫だからね」と安心できるように声をかけたという。
男児は保護者から「子どもがいなくなった」との通報を受けて署が捜していたという。
梶原正勝署長は「男児の不審点、疑問点に非常に素早く気づき、そして何より動いていただいた。汗をかいて水を飲みながら歩く様子を、鋭い観察眼によって見抜き、通報して保護し、生命を守っていただいた」と、その行動をたたえた。(奥正光)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル