5カ月あまりの鑑定留置を終えて大阪拘置所から奈良県警奈良西署に移送された山上徹也容疑者(42)=殺人容疑で送検=は鑑定留置の期間中、鑑定医から事件当時の精神状態のほか、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が与えた心理面への影響についても聞かれていたという。これに対して、「同じような質問が繰り返されてうんざりしている」と話していたことが、関係者への取材でわかった。
関係者によると、10月には拘置所職員に侮辱的な発言をしたとして、11月に懲罰を受けたという。山上容疑者が職員の言動に腹を立てたことが理由とみられる。鑑定留置を終えた後も、弁護人や限られた親族としか会えない「接見禁止」が続いている。
山上容疑者の弁護人によると、鑑定留置中は週1回の頻度で鑑定医と面談していたが、昨年11月29日とされていた当初の鑑定留置の期限が延長されて以降は、週2回ほどに増えていた。健康状態には問題がないという。
拘置所に手紙や差し入れ続々…懲罰も
親族らによると、山上容疑者はもともと学習意欲が高く、宅地建物取引主任者(現・宅地建物取引士)や、2級ファイナンシャルプランナーなどの資格を持っていた。ある親族は英検1級対策の問題集を差し入れた。歴史の本を求めて読んでもいたという。
山上容疑者宛てに連日のよう…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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