東京都練馬区は1日、死亡した生活保護受給者の「遺留金」31万8046円を紛失したと発表した。盗まれた可能性がある。区は職員らへの聞き取りを進め、石神井署に被害届を出す予定。
区によると、遺留金は大泉総合福祉事務所(東大泉1丁目)の金庫室で、現金のまま手提げ金庫に入れて管理していた。紛失したのは2022年11月に亡くなった1人分。23年7月に群馬県内の施設から預かった。
今年3月28日に担当する職員が引き継ぎのため確認したところ、紛失が判明。事務所内を捜したが、見つからなかった。区の聞き取りに担当者は「最後に確認したのは1カ月前の2月28日だった」と説明したという。
区では13年、学校などの複数の職場で区が管理する「準公金」の金銭事故が連続発生し、対策検討委員会を設置。管理マニュアルを策定し「現金ではなく口座で管理する」などのルールを定めていたが、今回は守られていなかった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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