死亡の函館市職員「周囲に慕われた」 北海道バス事故で上司が証言

福岡龍一郎

 北海道八雲町の国道5号で18日に都市間高速バスとトラックが衝突して双方の運転手とバスの乗客の計5人が死亡した事故で、死亡した乗客のひとり、若崎友哉さん(33)は函館市役所人事課の職員だった。上司にあたる葛西亘・人事課長が事故から一夜明けた19日午前、朝日新聞の取材に応じた。

 葛西課長によると、若崎さんは2020年春から同課に配属され、市の人事の調整をする業務を担当していた。比較的若い年齢で主査に昇進し、後輩たちに丁寧に仕事のアドバイスをする姿が印象的だったという。

 葛西課長は、職員有志でつくったソフトボールチームで、若崎さんと一緒に練習したことがあるという。「試合でも声を出してチームを引っ張った。明るい性格で、冗談もよく言い、周囲に慕われていた」

 事故当日の18日夜に家族から連絡を受けて悲報を知ったといい、「想像もしていなく、ただ、ただショック。本当に残念です」と話した。(福岡龍一郎)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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