神奈川県真鶴町で6日、駐車場に止めた車から中国籍の会社員、李(リー)小明(シャオミン)さん(45)=千葉県富里市日吉台4丁目=の遺体が見つかった事件で、李さんが行方不明になる前、「何かあったら警察に連絡してほしい」と知人に伝えていたことが、捜査関係者への取材でわかった。李さんは不動産関係の仕事に携わっており、千葉県警は仕事をめぐってトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみて経緯を調べている。
捜査関係者によると、李さんは観光ガイドのほか、不動産関係の仕事もしていた。知人は、李さんが不動産取引を巡ってトラブルを抱えていた、とも話しているという。また、李さんは行方不明になる前、男性に会いに行くことを伝えていたという。
県警は8日、司法解剖の結果、死因は鎖骨下動脈損傷による出血性ショック死の疑いと発表した。深さ10センチ以上の傷が致命傷で、死後5~10日程度とみられるという。遺体が見つかったワンボックス車を現場検証しているが、8日までに凶器は見つかっていない。県警は車の所有者が何らかの事情を知っているとみて調べている。李さんの背中には複数の刺し傷などがあり、県警は殺人と死体遺棄の疑いで捜査している。(多田晃子、寺沢知海)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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