北九州市小倉北区の住宅で8月、高校生の女子生徒(15)と母親(37)が刺された事件で、近くで列車にはねられて死亡した東京都葛飾区の少年(当時17)が事件前、市内で生徒と会っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
少年はその頃までには生徒の住所を把握していたといい、生徒らが帰宅前に侵入し、犯行に及んだとみられる。福岡県警は6日にも、少年を容疑者死亡のまま殺人未遂の疑いなどで書類送検する。
捜査関係者によると、少年はSNSを通じて生徒と知り合った。少年は生徒に位置情報を共有するアプリを使うよう勧めたこともあったが、生徒は連絡を絶っていたという。県警は、交際をめぐるトラブルがあったとみている。
生徒と母親は8月13日夜に刺され、重傷を負った。現場に残された血痕のDNA型が少年のものと一致したことなどから、県警は少年を容疑者と断定した。
少年は事件直後、現場から約650メートル離れたJR南小倉駅付近で、列車にはねられて死亡した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル