死亡劇団員、20日連勤の恐れも 上級生の叱責は「許容される範囲」

【動画】宝塚歌劇団は劇団員が死亡した問題について記者会見を開いた

 宝塚歌劇団兵庫県宝塚市)の劇団員の女性(25)が9月末に死亡した問題で、外部の弁護士による調査チームの調査報告書がまとまり、歌劇団が14日、宝塚市内で記者会見を開いた。長時間に及ぶ活動などの管理責任を認めて謝罪。一方で、上級生による「いじめ」は否定し、パワハラは確認できなかったとした。

 「安全配慮義務を十分に果たせていなかったと、深く反省しています」。宝塚歌劇団の木場健之(こばけんし)理事長は14日の記者会見で、宙(そら)組に所属していた女性(25)が死亡したことについて頭を下げ、謝罪した。

 女性の死亡原因を巡って、遺族側は月250時間超の時間外労働といった長時間労働や、複数の上級生による暴言などのパワーハラスメントがあったと主張していた。

下級生まとめる立場「女性への負荷大きく」

 これに対し報告書は女性が死亡する直前の状況について、様々な要因で心理的な負担が増大していたと指摘した。

 新人公演に出演する最年長の代だった女性。ともに下級生をまとめる立場の同期5人のうち、退団や休演の影響で女性も含めた2人で負担しなければならなくなった。公演内容が難しいうえ、コロナ禍明けで準備のやり方が変わったことから、特に女性への負荷が大きくなったとした。

 歌劇団は女性と業務委託契約…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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