菅義偉官房長官は21日午前の閣議後会見で、新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客で、20日に死亡した東京都の80代女性について、「船内の医師の判断で、乗客の健康を最優先に対応していると聞いている」と述べた。
80代女性については、発熱から医療機関への搬送までに1週間かかったことが明らかになっている。菅氏は会見で、記者団から高齢で発熱があったのであれば、すぐに下船させて搬送すべきだったのではないかと問われ、「発熱をしている方、80歳を超えている方は最優先で検査も行っている」と述べるにとどめた。 また、クルーズ船内で感染者と非感染者の動線などをすみ分ける「ゾーニング」などの感染防御対策について、菅氏は「専門の医師が船内巡回を定期的に行い、その指示によって適切に対応していると聞いている」と述べ、問題はないとの認識を示した。
ダイヤモンド・プリンセス号の乗客では、神奈川県の80代男性も新型コロナウイルス感染症で20日に死亡している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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