死体遺棄は時効→殺人事件で捜査継続 山梨の女性画家、不明から3年

 山梨県南アルプス市の山中で2020年、同市の画家の中辻アヤ子さん(当時71)の遺体が見つかった死体遺棄事件で、県警は2日、事件の容疑を殺人に切り替えた。中辻さんが行方不明となって2日で3年を迎え、死体遺棄容疑の公訴時効(3年)が成立したためで、今後は時効がない殺人容疑で捜査を継続する。

 捜査本部によると、中辻さんは20年6月2日朝、自宅から約2キロ離れた深沢川沿いで絵を描き、午前11時半ごろに通行人の目撃を最後に消息を絶った。知人が午後3時45分ごろ通った時には姿は見えなかったという。

 遺体はその1カ月後の7月2日夕、絵を描いていた場所から50~100メートル離れた配水施設の裏で、枯れ葉などに覆われ、一部白骨化した状態で発見された。死後約1カ月が経過した状態とみられ、目立った外傷はなかった。死因は特定できていない。付近に争った跡はなかったという。

警察は「殺害の可能性ある限り捜査」

 遺体発見現場は中部横断自動…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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