三木一哉
北海道七飯町の函館七飯ゴンドラが、山頂付近の残雪の原野をスノーシューで散歩するツアーを29日から始めた。スキー場の営業は4日に終わったが、標高約1千メートルの山頂付近は4月末も雪が残る。ふもとで桜が咲く季節に冬の名残の雪を楽しんでもらおうと初めて企画した。
29日は函館市や七飯町などから10人が参加、雪を踏みしめ、小鳥のさえずる春山の若葉の息吹を楽しんだ。大沼や駒ケ岳、かつて硫黄鉱山があった雪渓、内浦湾の遠景など風景スポットなどを約2時間散歩した。
函館市から参加した菊地聖司さん(60)は「スキーで何度も滑っている山が全然違う風景になっていてとても驚いた」と話す。
ゴンドラの竹沢勝美支配人は「コロナ禍で外出できず、ストレスがたまった近隣の市民に道南の自然を楽しんでほしい、と企画した」という。雪上散歩ツアーは1人3千円。連休中は開催可。問い合わせは函館七飯ゴンドラ(0138・67・3355)(三木一哉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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