殺人容疑の元職員、自身の処方薬を飲ませた可能性 老人ホームの事件

 勤務先の老人ホームで入所者に薬物を飲ませて中毒で死亡させたとして、長野県警は11日、元職員で長野県下諏訪町の無職、望月大輔容疑者(40)=傷害などの罪で公判中=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。

 知人らによると、望月容疑者は持病のため向精神薬を常用していたといい、県警は容疑者自身が処方された薬を事件に使った可能性もあるとみて、慎重に捜査を進めている。

 県警によると、再逮捕容疑は昨年5月28日、当時勤務していた同県塩尻市の老人ホームで、入所者だった前田裕子さん(当時77)に薬物を飲ませ、殺害したというもの。県警は認否を明らかにしていない。望月容疑者は、前田さんの通帳を不正に入手して現金7万円を引き出したとされる罪でも起訴されている。

 捜査関係者などによると、望月容疑者は事件当日、朝から夕までの日勤で、生前の前田さんに最後に接触した職員だったという。

 退勤前の引き継ぎ書には、前田さんが「おなかの調子が悪いと言っていた」などと記載。翌朝になり、別の職員が前田さんの異変に気づき消防に通報したという。

「一身上の都合」で退職

 同ホームの施設長によると…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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