兵庫県川西市の女性(57)が母親(86)と遅めの昼食をとっていたときのことだった。2月2日午後2時半ごろ、家には2人きり。母の好きな餅を焼いて小さくちぎり、きなこをまぶして渡した。自分の分を用意しながら母に「おいしい?」とたずねた。
返事がない。振り向くと、口を開けて唇が変色し、顔も血の気が失せていた。
「え、やばい」。左手で母の背中をたたきながら右手で携帯電話をとる。119番にかけると、女性の声が答えた。
「救急車は用意しました。お母さんは意識、呼吸はありますか」
「今ちょっとないです」 「分かりました。何を詰まらせたんですか?」
「お餅です」
「お餅ね、心臓マッサージは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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