ロシアの軍事侵攻が続くウクライナから日本に避難した女性3人が11日、清風情報工科学院(大阪市阿倍野区)に入学した。同校が中心となって結成した「ウクライナ学生支援会」から学費や滞在費を援助され、日本で暮らしていく。
入学したオルハ・サンさん(36)はロシア侵攻前、日本に住む夫と離れて息子のディミトロくん(11)と首都キーウで暮らしていた。キーウの国立言語大で博士号を取得しようと学んでいた。
だが侵攻が始まると、「ロシア軍に攻撃された爆発音も、それを知らせる警報もひどかった」。避難を決めたが、高齢の両親は「外国で生きてゆくには年をとりすぎた」といって、キーウに残った。
オルハさんは夫を頼り、ディミトロくんと3月6日に日本に避難した。
ディミトロくんは日本では小学6年生にあたる。大阪市内の小学校が入学式を迎えた8日から通い始めた。
話せるのは英語とウクライナ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル