熊本市電に12日、「母の日」にちなんで生花を飾った電車が3日間限定で走り始めた。1991年に始まった恒例行事だが、熊本地震や新型コロナの感染予防対策でたびたび中断。4年ぶりの再開となった。
市交通局と県花き協会の共催。赤、ピンク、黄色のカーネーションのほか、ユリ、ドラセナなど65本が入った鉢が1両に2基ずつ備え付けられた。
ただし、予算と人手の制約で飾り付けは全43両のうち10両限り。運転士に「きれいね」と声をかけたり、スマホで撮影したりする乗客の姿も見られた。
最終日の14日は午後4時から、運転士が「持ち帰りできます」とアナウンスする。毎回大半が無くなるそうで、もし余っても交通局で配布し「一本も無駄にはしません」という。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル