人道支援をしていたアフガニスタンで、医師の中村哲さん(当時73)が凶弾に倒れて4日で2年がたった。先輩の志を引き継ぎたいと、母校の福岡高校(福岡市博多区)の生徒たちが6~10日を「中村哲さんウィーク」と名づけ、校内でその功績や現地NGOの活動を知ってもらう展示や、クイズなどの催しに取り組んでいる。
企画したのは、同校生徒会の1、2年生5人。アフガンで、医療や用水路建設などの支援に携わった中村さんを知ってもらおうと、2年の辺見紗来(さら)さんが中心となって10月、生徒会の渉外委員会に「ペシャワール班」を立ち上げた。
放課後を中心に週2回ほど集まって、本を読んだり映像を見たり。企画したテーマは「用水路建設 故人の知恵とともに」だ。中村さんを支えたNGO「ペシャワール会」(福岡市)から提供してもらった、現地の「マルワリード用水路」建設現場の様子を伝える写真など40枚を、校舎の階段沿いに貼り出した。
「100の診療所より、1本…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル