毎年? 2年ごと? クラス替えの「望ましい頻度」を聞いてみたら

 今年度も間もなく終わり。この季節、子どもたちや保護者らが気になるのが、「次のクラス」だ。あの子と一緒になれるかな? 誰が隣の席になるのかな? クラス替えをテーマに、朝日新聞デジタルがネットを通じてアンケートを募った。

 クラス替えは近年、小学校で毎年の実施が増えているという指摘がある。アンケートでは「小学校のクラス替えはどのくらいの頻度であるのが望ましいと思いますか」と尋ねた。

 アンケートの自由回答では、次のような意見が寄せられている。

 「クラス替えをあまりしなかったら、いじめを受けていた場合などに、そのいじめが長引きやすくなりやすいと思うから、毎年した方がいいと思う」(徳島県、男性、10代)

 「教職経験者です。多様性を学ぶ、いろいろな考えを持った人がいる、また、その中で社会性を身につけていくためにも毎年度クラス替えを実施するのがいいと考えています」(大阪府、男性、30代)

 「ずっと同じクラスメートだと人間関係が硬直化しそう。一方で、季節ごとの行事や活動を同じメンバーで体験することで深みも増すのではと思うので、2年に一度くらいが小学校では妥当ではないかと思いました」(東京都、女性、40代)

 「低学年のうちはいろんな子と関わる、という意味で1年ごともありだと思いますが、教育は早く効果が出るものではなく、じっくり取り組むことも必要だと思うので、3年生以降は2年に1回でもいいと思います。そもそも、何のために1年ごとなのか。荒れることを防ぐためだとしたら疑問です。予防も理解できますが、トラブルを乗り越えていく力を身に付けることこそ必要な力ではないでしょうか」(神奈川、女性、30代)

 アンケートは18日午後2時まで実施する予定で、誰でも参加できる。サイトでは回答者の自由記述を読むこともできる。https://www.asahi.com/opinion/forum/197/

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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