毒劇物販売業者に本人確認の徹底呼びかけ 首相襲撃事件受けて警視庁

 毒物や劇物の販売業者にテロ対策への協力を呼びかけ、違法な爆発物の製造を防ごうと、警視庁と東京都は24日、東京都武蔵野市で業者向けに講習会を開いた。

 東京・多摩地区の農協や園芸品販売店関係者ら約130人が参加して約2時間、毒物や劇物販売時の注意点を確認した。

 昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件や、今年4月に岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれた事件で使われた「黒色火薬」は、原料となる化学物質が薬局やインターネットなどで入手できる。警視庁の担当者は、毒劇物の販売業者に購入希望者の本人確認の徹底を呼びかけ、「複数の薬品を短期間に連続して購入したり使用目的があいまいだったり、何かおかしいと思ったら遠慮なく通報を」と呼びかけた。(比嘉展玖)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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