宮城県柴田町北船岡3丁目の民家で11日午後8時10分ごろ、「隣人が刺され、刺した人物が車で逃走した」と近所の人から119番通報があった。この家に住む無職毛利哲雄さん(74)が胸付近を刃物で刺され、搬送先の病院で死亡。県警は12日、殺人事件として捜査本部を設置した。
捜査1課によると、家には当時、毛利さんと妻(70)がいた。直前に来客があり、毛利さんが玄関付近で対応していたという。台所で食器を片付けていた妻が悲鳴を聞いて居間に向かうと、毛利さんが胸付近を刺された状態で倒れていたという。
妻も左ひじを切られるけがを負ったが、命に別条はないという。妻は「刺したのは男で、車で逃げた」と話しているという。
現場は、JR東北線船岡駅から西に約600メートルの住宅街で、夜間の人通りは少ない。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル