「乱交パーティー」の会場を提供したとして、警視庁は、無職の男(32)=東京都新宿区=ら男女5人を売春防止法違反(場所提供)容疑で逮捕し、8日発表した。同庁は、5人が月に12~15回の乱交パーティーを開催するグループのメンバーで、2012年以降に男性客から少なくとも約6億5千万円を集めていたとみている。
保安課によると、5人は共謀して今年7月5日、複数の女性が不特定の男性客と売春すると知りながら、新宿区百人町2丁目の民泊施設(2階建て住宅)を手配した疑いがある。5人のうち32歳の男は容疑を認め、「パーティー1回あたり20~60人の男性客が参加していた」と供述。他の4人は「関わっていない」などと否認しているという。
同課は「民泊施設を利用して売春をしている」との情報提供を受け、このグループの存在を把握。実態を調べたところ、20~53歳の女性約10人が、ホテル2カ所と民泊施設16カ所を会場として売春していたことがわかった。男性客をSNSで募り、参加料は5千~3万円。宿泊付きプランやバスツアーもあったという。
会場とされたホテルや民泊施設側は同課に対し、売春の会場として使われていたとは知らなかった趣旨の説明をしているという。(御船紗子、大山稜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル