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都内某所で、1台の救急車が患者の自宅前でストレッチャーを準備しています。
防護服に身を固めたスタッフ。
収容されるのは新型コロナに感染した90代の男性。
男性は歩行困難なためストレッチャーに移され救急車へと収容されます。
感染リスクがある中での慎重な作業が必要です。 救急車にのせられる男性。昨日の夜、急遽入院することになったのです。
搬送中も不測の事態に備え、スタッフが寄り添います。 何とか無事に病院へ出発。
こうしたコロナ感染者の搬送に当たっているのが民間救急車です。 民間救急車は、保健所の依頼によりコロナ感染者を病院などへ運んでいます。
第3波になってからは…。 民間救急フィール 齊藤 学 代表
「当社だけで、多い時で10件を超えるぐらい、それからずっと10件前後が毎日続いたような形ですね。重症化される方が非常に多くて。」 一方で、気になることが…。
なぜか搬送件数が、減り始めたというのです。 民間救急フィール 齊藤 学 代表
「先週終わりぐらいから搬送件数が少し抑えられてきたかなと思ってます。」 その背景に、医療現場のひっ迫があるのではと指摘します。 民間救急フィール 齊藤 学 代表
「搬送先のホテルだったりとかあとは病院さんの受け入れがひっ迫してきたのかなと思います。」 医療現場は正念場を迎えています。 愛知県の常滑市民病院では、
およそ8割のベッドがすでに埋まっているそうです。 常滑市民病院・野崎裕広副院長:
「(重症者が)大人数になると、(病床の)逼迫というのは必至だと思います」 野崎医師によると、
例えば、軽症や中等症の患者を50人受け入れることができる病院であっても、
重症者を1人受け入れるだけで、
受け入れられる患者の数は20人から30人程度に減るといいます。 常滑市民病院・野崎裕広副院長:
「相対的にスタッフ数の不足ということで、
予定の人数を受け入れられないことが十分出てくる」 さらに、重症者の増加が
健康診断やがんの早期発見など通常の医療にも影響を与えていると指摘します。 常滑市民病院・野崎裕広副院長:
「国民全体の基礎的な健康も守れないかもしれないというストレスもありますし
実際には通常診療が制限されているということが忘れられていると思います」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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