英語民間試験の活用に続き、国語と数学の記述式問題の導入も見送りとなった大学入学共通テスト。「実験台にしないで」「結局、どんな試験内容になるのか」――。実施までわずか1年1カ月という時期での発表に、受験生や高校側からは怒りや戸惑いの声があがる。
「入試まであと1年ちょっとしかないのに、出題方式や制度がはっきりしないことには、不安と怒りしかない」。千葉県の県立高2年の女子生徒はそう話す。
最近の授業やテストでは、試行調査で出されたような、複数資料を読んで答える記述式問題が多いように感じる。「全てが無駄だったとは思いたくないけれど……。実験台のように扱わないでほしい」
東京都内の私立高2年の男子生…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル