吉沢英将
気象庁は12日、大雨などの特別警報や噴石や火砕流についての情報を伝える噴火警報を携帯電話に通知する「緊急速報メール」の配信を、28日でやめると発表した。いずれも2015年11月から配信していた。大きな地震の発生を伝える緊急地震速報や大津波警報、津波警報の配信は続ける。
気象庁は12日の会見で廃止の理由について、避難についての緊急速報メールは全ての地方自治体で配信できる体制が整い、プッシュ通知で災害情報を伝える民間の防災アプリも普及が進んだと説明した。
配信をやめる情報で最も発表の頻度が高い大雨特別警報は5段階ある警戒レベルで最も高い「レベル5」にあたる。すでに災害が発生している可能性が高い時に出される情報で、「レベル5の情報だけを配信する意義は薄れた。レベル4までに避難を完了してもらいたい」と担当者は話した。
緊急速報メールは、NTTドコモ、au、ソフトバンクが無料で提供するサービス。登録は不要で、対象地域にある携帯電話に一斉メールで速報を届ける。(吉沢英将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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