沖縄美(ちゅ)ら海水族館(沖縄県本部町)で15年間飼育されていたイソギンチャクが新種だったと分かった。東京大などの研究チームが10日付の日本動物学会の学会誌(電子版)に発表した。2004年に石垣島沖の深海で採集されていたが、これまで属や種の特定ができず、公開していない水槽で人知れず飼育されていた。
新種はクローバーカワリギンチャク属で、水族館の名前にちなんで「チュラウミカワリギンチャク」と名付けられた。この属にはこれまで1種類しかいないと考えられていたが、101年ぶりの新種発見となった。東京大や鹿児島大、水族館などの研究チームが、海外の博物館にある標本と比較したり、無人潜水艇で深海を調査したりして特定したという。
体長は20センチほどで、この…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル