【ワシントン共同】水星が太陽の前面を横切る「太陽面通過」という現象が米国などで11日、観察された。米航空宇宙局(NASA)は太陽の表面に小さな黒い点となって現れた水星の画像を公開した。
地球の軌道に対して水星の軌道が傾いているため、地球と太陽の間に水星が入るのは珍しい。NASAによると100年に13回ほどの機会で、次は2032年。前回は16年だった。
今回は米東部時間で朝から5時間余りかけて太陽の前を通過した。日本は夜で見られなかった。水星は太陽系の八つの惑星のうち最も太陽に近い軌道を回る。直径は約4900キロと地球の4割弱で、太陽系の惑星で最も小さい。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース