今年は梅雨明けが遅れた分を取り戻すかのように8月に入ってからは厳しい暑さが続いています。海やプールで泳ぐ機会も増えているのではないでしょうか。 「水着はデリケートな素材でできています。生地を傷めないためのポイントは、脱いだ後にあります」と、プロの家事サービスを提供している「カジタク」サプライヤチームの鈴木健吾さんはいいます。水着の色あせや型崩れを防ぐポイントを教えていただきました。
持ち帰る間に水着を傷めないために
「海水浴では海水に、プールでは殺菌のための塩素を含んだ水に浸かりますね。塩分や塩素は、水着の生地の劣化や変色などにつながります。水着は脱いだら、すみやかに水洗いしましょう」(鈴木さん) 【脱いだ後の水洗いのポイント】
(1)やさしく水洗いして、塩分や塩素を落とす
(2)タオルで水分を取るか、握るように軽く絞る
(3)タオルで包むか、通気性のある袋で持ち帰る(密閉しない、高温を避ける) 「この時点では洗剤は使いません。特に海辺では洗い場の水をそのまま海に排出することも多く、海を汚してしまうので洗剤を使うのはやめましょう。 また、ついやりがちですが、ゴシゴシ洗ったり、しっかり絞って水気をとるのはやめましょう。水着の型崩れを引き起こす可能性があります。水気を取る場合は、軽く水気を取ったうえで、吸水性がよいタオルなどに挟んでおくのがおすすめです。 熱がこもると生地の劣化につながるので、持ち帰り方にも注意しましょう。ビニール袋などで密閉すると雑菌が繁殖しやすいので、乾いたタオルで包むか、メッシュ素材など通気性のある袋に入れて持ち帰ります」(鈴木さん)
しっかり洗うのは家に帰ってから
「本洗いをして、汚れをしっかり落とす必要があります。洗濯機を使うと型崩れしやすいので、水かぬるま湯で手洗いしましょう。洗剤は中性洗剤にします(漂白剤は厳禁)」(鈴木さん) 【本洗いのポイント】
(1)水かぬるま湯でやさしく手洗いする
(2)タオルで脱水。洗濯機で脱水するなら「弱」で30秒以内に
(3)形を整えて、風通しのよい場所で陰干し 「洗った後は、乾いたタオルなどで水気を取ります。洗濯機で脱水する場合は、「弱」で30秒以内にしましょう。 脱水後は、形を整えて、風通しのよい場所で陰干しします。生乾きだと雑菌が繁殖しニオイなどの原因となるので、きちんと乾かすのが大切です。室内干しなら、扇風機の風を当ててもよいでしょう。直射日光や乾燥機、ドライヤーの熱風を当てて乾燥させるのは、変色や劣化につながるのでやめましょう。 乾いたら、丁寧にたたんで風通しのよい場所で保管します」(鈴木さん) 大切な水着を長持ちさせるためには、脱いだ直後と家に帰ってからの洗い方がポイントです。お気に入りの水着をキレイに使い続けるためにも、ぜひ実践してはいかがでしょうか。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース