26日午後2時半ごろ、東京都江東区亀戸4丁目で、水道管の水があふれ出て道路が冠水した。
都水道局によると、漏水は地中にある口径700ミリの水道管のバルブが抜けたために起きた。現場付近で工事会社が別の水道管の取りかえ工事をしており、同局はその影響でバルブに何らかの力が加わったとみている。現場周辺の家庭では水道水に濁水が混ざる可能性もあるといい、同局は水が濁っている間は飲料水には使わないよう呼びかけている。影響する世帯数は最大約6千戸といい、給水車2台を出して対応している。
警視庁によると、周辺の道路は最大で約200メートルにわたって冠水した。水深は最も深い場所で、大人のひざ下くらいになったという。けが人はいなかった。
城東署によると、午後4時20分現在、大半の水は引いている。警察が周辺を交通規制し、土囊(どのう)を使って水を食い止めているという。
現場はJR亀戸駅から北に約700メートルの住宅街。
現場の目の前に住む70代男性は仕事から帰宅し、冠水に気づいた。深い場所で20センチほど。「水が『ゴーゴー』と音を立て、道路から噴き出ていた。水道管の工事をしていたのは把握していたが、初めての経験でびっくりしました」
その後、自宅の玄関が浸水する直前に少しずつ水が引き、自宅の被害は免れた。男性は「肝を冷やしました」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル