水郷・柳川で白秋祭水上パレード始まる どんこ舟、夕闇にゆらり

外尾誠

 福岡県柳川市出身の詩人北原白秋(1885~1942)をしのぶ水郷・柳川の名物行事「白秋祭水上パレード」が1日夕、始まった。夕闇の中、灯(あか)りがともされた掘割を30隻のどんこ舟が列をなして進んだ。

 例年は約80隻が出るが、新型コロナウイルス対策で昨年に続いて数を減らした。舟は観光スポットの沖端地区を出発。約4キロのコースの途中では、市民らが太鼓や琴の演奏などでもてなした。

 この日は市観光協会でインターンシップ中の九州産業大学福岡市)の学生も操船役として参加。約3カ月かけて竿(さお)さばきや接客を学んだという3年の藤巻奏(かなた)さん(21)は「貴重な体験。学んだおもてなしの心を今後に生かしたい」と話した。

 パレードは3日まで。白秋の命日の2日には白秋詩碑苑で式典がある。(外尾誠)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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