千葉県富津(ふっつ)市で1月、男性(当時23)を海に転落させて殺害した疑いが強まったとして、千葉県警は28日、男性の勤務先の社長ら男3人を殺人容疑で逮捕し、発表した。男性が死亡する約3カ月前に、保険金の受取人が母親から社長に変更されており、県警は水難事故を装った保険金殺人の可能性があるとみて調べている。
逮捕されたのは、亡くなった男性の養父で同県八街(やちまた)市、内装会社社長の宍倉靖雄(48)▽同県四街道市、彫り師の佐中佑輔(31)▽住所不定、内装工の金子栄司(50)の3容疑者。
捜査関係者などによると、富津市金谷の浜金谷港で1月27日、宍倉拓也さん=千葉市若葉区=が、岸壁から約40メートル離れた海底に沈んでいるのが見つかった。宍倉さんはこの日明け方から3人と付近で釣りをしていたが、午前6時ごろ、「宍倉さんが行方不明になった」と110番通報があったという。海上保安庁などが捜索して約8時間後に発見。心肺停止状態で現場で死亡が確認された。死因は溺死(できし)で、海に転落した原因は不明だった。
県警は、一緒に釣りに行ってい…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル