氾濫から1時間超、水位は胸まで 水につかる住宅街で続いた救助活動

 石川県では4日、降り続く大雨の影響で、県南部を流れる梯川(かけはしがわ)が氾濫(はんらん)した。増水した濁流は市街地にも到達し、消防隊などが民家に取り残された住民をゴムボートで救出した。

 国土交通省は4日午後2時半、梯川が氾濫したと発表。その約1時間後、梯川から50メートル南の小松市中海町に朝日新聞記者が到着した。

 流域の住宅街は多くが水につかっていた。ワゴン車は傾き、前の座席の窓とボンネットが水面上に見えていた。辺りには冷蔵庫や洗剤の容器、たまねぎなどが転がり、油の臭いが漂っていた。

 午後4時前、水位は電柱にロ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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