川底を安定させる伝統的な石積みの構造物をコンクリートなしで復旧する河川工事が、福岡県朝倉市秋月で完了した。防災面で優れていることが科学的にわかり、技術を持つ職人が地元にいたことも幸いし、公共工事では珍しい工法が実現した。
「筑前の小京都」と呼ばれる秋月の城下町のそばを流れる野鳥(のとり)川。数年前から大雨の時に川底の石畳などが下流部分から少しずつ壊れるようになったため、昨年11月から福岡県朝倉県土整備事務所が約40メートルにわたり修復する工事を始めた。
現場の約900メートル下流…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル