東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」で昨年10月、料理店内で乱闘騒ぎを起こしたとして、警視庁は6日、準暴力団「チャイニーズドラゴン」幹部とみられる男(42)ら4人を建造物侵入と威力業務妨害の疑いで新たに逮捕した。このうち3人はチャイニーズドラゴンとは別のグループのメンバーといい、警視庁は組織同士の関係や実態解明を進める。
捜査関係者によると、4人は昨年10月16日夕、サンシャイン58階のフランス料理店に押しかけ、その場にいたチャイニーズドラゴンの別のメンバーらに殴りかかり、会場裏にあった皿を投げつけるなどして店の業務を妨害した疑いがある。
店には当時、東京・赤羽などを拠点とするグループを中心に約100人が集まり、懲役刑を終えたグループ元トップの「出所祝い」が開かれていた。そこに今回の4人を含む別の集団が現れてトラブルになったという。警視庁は容疑者らの集団が宴会に呼ばれなかったことが原因とみている。
今回逮捕された4人のうち3人は、埼玉県などで「中華龍」を名乗って活動するグループのメンバーで、リーダー格の30代男を含むという。このグループは10~30代の若者が中心で、反社会的行為を繰り返していると警察当局が動向を注視している。
事件をめぐっては昨年12月にも今回逮捕された4人とは別にチャイニーズドラゴンのメンバーら5人が逮捕されていて、いずれも処分保留で釈放されている。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment