東京・池袋のマンションで3月に起きた強盗事件で、警視庁はいずれも中国籍で会社役員の男(59)=東京都多摩市=と、職業不詳の男(54)=千葉県船橋市=を強盗傷害と強盗、住居侵入の疑いで逮捕し、25日に発表した。2人は容疑を否認しているという。
警視庁はこれまでに、事件の実行役とみる8人のうち5人と、指示役1人を逮捕していた。携帯電話の解析などから、2人が指示役に強盗を依頼したとみている。
捜査1課によると、2人は実行役らと共謀し、3月21日に東京都豊島区東池袋2丁目のマンションに侵入して40代男性と30代女性に暴行を加え、現金約109万円などを奪った疑いがある。
事件では、実行役の男1人が居住者の反撃を受けて現場で死亡した。同課は、居住者の40代男性について殺人容疑で今月、書類送検した。正当防衛の要件を満たしているとして、起訴を求めない「しかるべき処分」の意見を付けたという。
同課は、死亡した実行役の男も被疑者死亡のまま強盗傷害容疑などで書類送検した。(長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル