池袋暴走事故 妻子失った男性が署名開始 「大切な命があった」(産経新聞)

 「父の日、ありがと!」

 東京・池袋で乗用車が暴走した事故から19日で3カ月になるのを前に、妻の松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)を亡くした男性(32)が18日、都内で会見し、生前の莉子ちゃんの様子を撮影した動画を公開した。男性は「愛する2人とのこんな日常がとても幸せでした」と語るとともに、乗用車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)に厳罰を求める署名活動を始めたと明らかにした。

 動画は昨年6月15日、真菜さんが自宅で撮影した。莉子ちゃんが父の日の贈り物として用意した似顔絵やケーキを、男性に手渡す様子が映されている。涙ぐむ男性の反応を見て飛び跳ねる莉子ちゃん。男性は莉子ちゃんを抱き寄せた-。

 男性は「年間3500件ほどの交通死亡事故があり、それぞれに大切な命や日常があった。ハンドルを握るときは安全運転を心がけて」と呼びかけ「加害者が厳罰にならなければこんな不公平なことはないと思う。しかるべき処罰を受けることも再発防止につながると思う」と話した。

 署名の用紙はインターネットのブログ「https://ameblo.jp/ma-nariko」からダウンロードできる。

 また、男性自身が8月3日午前10時から午後4時ごろ、豊島区南池袋の「南池袋公園」で署名を呼びかける。南池袋公園は莉子ちゃんがお気に入りの場所だったという。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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