東京都東大和市の文化財「旧日立航空機株式会社変電所」が軍需工場だった当時に働いていた女性の日記が、市立郷土博物館で展示されている。友人とのおしゃべりと映画が大好きで、社宅の幼子をかわいがり、戦地に赴く同僚を何人も見送った。そんな戦時下の日常が記されている。
1942(昭和17)年に日立航空機株式会社に入社した戸田はな子さんが、昭和20年の日々をつづったB5判のノート2冊。
戸田さんは2013年に90歳で亡くなった。昨年10月、大規模補修を経て一般公開が再開された変電所の見学に訪れた遺族が市に日記の存在を伝え、貸し出した。
戸田さんは会社の寮に住み、設備や原価部門の事務員だった。
日記の始まりは、昭和20年の元旦。
「産業戦士としての私がどれ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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